契約転換制度とは、既契約の転換価格を新たに加入する保険の一部に充当し、既契約から新規契約に乗り換える制度のことをいいます。
この場合の転換価格は、解約返戻金や積立配当金などを元にして算出した額になります。
既契約の保険を下取りしてもらって、新規に契約するというように考えるとわかりやすいと思います。

下取りというと、新車を購入する時の下取りを思い浮かべてしまいますが、保険の場合、車のようにオープンな中古車市場があるわけではないので、転換価格については保険会社の提示額に納得するしかありません。

契約転換の必要性は?

定期保険が更新された場合、更新後の保険料はかなり高くなるのが一般的です。
この保険料を低く抑えるために、契約転換を勧められる場合が少なくないようです。
「契約転換すれば、保険料も保険金もそのままの金額でいける」という説明だけで踏み切るのは危険です。

現在契約している終身保険の予定利率が高い場合、新たに契約し直すと現在の低い利率が適用されてしまって損になる場合が少なくないため、契約転換には細心の注意を払う必要があります。
実は、20~30年ほど前に契約した終身保険の予定利率は非常に高かったので、低金利時代の今となっては、保険会社にとって逆ザヤとなり、収益を圧迫する要因の一つとなっています。
保険外会社側もメリットだけでなくデメリットも説明するように義務づけられているので、疑問がある場合は納得できるまで何度でも説明してもらうようにしましょう。

契約転換以外の見直し方法は?

普通の人の場合、遺族のために必要な死亡保障額は毎年減っていくのが一般的です。
主契約の終身保険部分ではなく、保険料が高くなる要因である定期保険部分を見直すことで対応できるケースも少なくないと思われます。
今までコツコツと積み立ててきたものが、予定どおり手元に残らない場合、老後の生活設計が違ったものになってしまいますので。

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